“
(this post was reblogged from sakuma)
東京都内は仕事帰りのスーツ姿の人で真っ黒に埋まっていた。街角に立てられた地図に、公衆電話。これまで見向きもされなかったアナログなインフラに は20人以上が列をなして群がり、携帯電話を触る人は皆無だ。今回の大地震は、アナログなインフラの重要性に改めて光を当てたようだ。
東京都港区芝周辺の交差点。国道15号沿いの信号は青だが、2メートル間隔で並んだ乗用車やトラックの列はほとんど動かない。サイレンを鳴らしながら走る救急車も信号1つ分を待っても通り抜けられる気配はない。
2メートルほどの幅の歩道には人が押し合いながら4~6列で歩き、まるでラッシュ時のJR山手線の駅の中のよう。その脇を自転車に乗ったスーツ姿の男性が抜けていく。
仕事帰りとみられる女性らが、道に迷い交番をのぞき込むが、交通整理などにかり出されているのか、警察官の姿はない。「ああ、新橋って東だったのね」。近くの地図を指さしながら話していた。
有楽町駅まで進むと、歩道沿いにある公衆電話ボックスには人だかり。この日までほとんど使われなかったのか、ボックスのガラスは曇って年季を感じさせる。携帯電話を触る人はだれもおらず、バッグに挟んだマフラーなどをいじって気を紛らわせていた。